容易に歩留りを把握できてスクラップを原価に反映させる方法
2014.08.21
070_原価計算
容易に歩留りを把握できてスクラップを原価に反映させる方法
ネスティング切断に限定ですが、ネスティング歩留りを把握できて且つスクラップを原価に反映させる方法を考えました。
これは近々お客様に提案予定です。
- ネスティングで切断用の母材サイズと切断製品の組合せが決定します。
- 切断後の残材サイズも決定して切断指示(ネスティングの最終切断として)をかけます。
- ネスティング切断指示書に母材と残材サイズ(複数あり)を印刷します。
- 指定サイズの母材を出庫して切断機に設置します。
- 切断着手(このタイミングで内部にて材料出庫を行います)
- 製品切断が完成後に残材をネスティングの一環として切断します。
- ネスティング切断完成(全品)後に残材を在庫に戻します(最初に決められたサイズで内部作成できます)
- 材料原価は 母材重量 - 残材重量をネスティンググループ製品切断サイズで按分してスクラップを原価に計上することができるようになります。
- ネスティング単位に歩留りを把握できるようになります。
下記に、材料出庫から切断して、製品、残材、スクラップ迄のイメージにて説明します。
上記イメージの場合- 投入母材 400kg
- 製品重量 250kg
- 残材重量 65kg
- スクラップ量 85kg となりますがスクラップ重量を製品重量比にて按分してしまいます。
残材をネスティングの一環として指示が出来れば理想のシステムになると思います。
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